無料の古紙回収に関する知識を高めよう

無料の古紙回収に関する知識を高めよう

古紙回収のなかでも業者が無料で行っている場合や、自治体が行っている無料の古紙回収でも同じような問題があります。それは、古紙に分類されない紙製品が混入しているという問題。日本だけではなく、世界中をあげて古紙のリサイクルは推進されているのですが、分別の時点で問題が起きているのは変わらないようです。確かに、古紙の分別は難しいと感じますし、これは古紙に入るのか入らないのか?と悩むこともあります。そのようなときに、しっかり分別したいと思っている人は、スマートフォンで調べることもあるでしょう。もしくは、自治体が細かな分別についての冊子などを配布していれば、そのようなものに頼ることもできます。

しかし、このようにしっかり分別しないといけないと考える人ばかりではありません。すぐに調べることができる環境にあっても、適当になってしまう人はいます。「別に自分ひとりくらいが適当でも影響ない」と思っているのだとすれば、それはとても危険なことでしょう。そのような人があちこちにいたとすれば、古紙のリサイクル工場では問題が起きてしまいます。実際に考えられる問題として、生産工程時にトラブルが起きたり、再生された商品が不良品となってしまったりするのです。機械トラブルが起きれば、リサイクル商品を作ることに遅れが生じてしまうでしょう。たったひとりの適当な判断が大人数となれば、大問題に発展することもあります。

古紙回収ができない紙製品は意外と多いので、「これも?」とビックリしてしまうかもしれません。バッグなどを購入したときに詰め物として入っている紙も回収できません。きれいに伸ばせば出せるのでは?と思ってしまいそうです。色紙でも金色と銀色は回収できないというのも知られていないのではないかと思われます。封筒でも、なかにプチプチが付いているタイプのものや、公共料金などのご案内にあるような圧着ハガキも無料の古紙回収に出してはならない紙製品です。きっと、クイズを出せば100点を取れる人はそう多くないような気もします。

このような古紙の分類の難しさがありながらも、日本の古紙回収率は約80%という数字になっており、この数字は50年前の2倍となっています。ここ数年自治体ではさらに古紙回収について厳しくなっており、これまで燃やせるごみとして出していたようなちょっとした古紙なども分別するようにメディアを使って声をあげています。このような流れがしっかりすれば、燃やせるごみはさらに減り、無料の古紙回収はさらに回収できることでしょう。

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